特許第6332932号
特許第6846025号
センサデバイスの特徴
- 0.0~20.0 m/s.の測定範囲(プローブにより、測定範囲は異なります)。
- 風速測定値と気温測定値を出力。
- プローブ分離型のため、流体に影響が少ない小型検出部を使用可能です。
- 複数種のプローブから、目的にあった検出部を選択できます。
- 設定値は内蔵FlashROMに記録。起動の度に再設定する必要はありません。
- 計測値などの情報は、シリアル信号で出力可能。最大通信速度38,400bps。
- アナログ出力での風速値出力も可能。
- 計測値のみを取得できる簡易コマンドと、様々な状態値や設定値を取得・設定可能な詳細操作コマンドの2種類を搭載。
- 周期的な計測値自動出力も可能。
- 動作安定性が向上するWDT(ウォッチドックタイマ)搭載
主な特徴:指向性が少ない
指向性誤差とは
左の図は、どの方向からの風をどの程度検知できるかを表した、“指向性”を表した図です。
「理想」は、どの角度からの風も、同じように感度を持つセンサになり、赤のラインの特性になります。
安価な熱式風速センサの多くは、計測対象の流れ方向が決まっています。“指向性プローブ例“の様に、正面からの流れは正確に測れるものの、角度がずれると、計測値が低くなる特性を持っています。
住環境や自然環境下など、流れ方向が不定の場所での計測には、指向性の少ないセンサが求められます。
水平方位の指向性
HWS-19-DISに接続できるP-X19CLは、どの方向からの風に対しても、ある程度の誤差範囲で検出可能な能力を持っています。
※左記の図は、計測値の一例です。保証値ではありません。
主な特徴:検出部が薄い
検出部は、わずか極薄1.5mm
プローブ部は、板厚0.4mmを使用しています。
検出素子も含めて検出部の厚みは1.5㎜。
流れ場の影響を小さくしつつ、指向性を低減させています。
主な特徴:簡易風向検出機能
HWS-19-DISには、簡易風向検出機能が備わっています。
1軸の風向検出機能を備えており、風がセンサの表側から吹いているのか、裏側から吹いているのかが判るようになっています。
アプリケーション
- エアコン機器内、空調システムの流量制御/流向制御・モニタ用センサとして
- 住宅やビル・工場などの、エアコンなどHVAC管理用センシングとして
- データセンタの空調管理用として
- 脱炭素社会の実現に向けた、省エネ運転用の状況把握センシングとして
- クリーンルームや感染症対策、分煙等のエアフローの把握として
- 空調機器やエアリークの動作把握に
- 工場など、ワークへの気流影響把握に
- その他、風の把握をしたいアプリケーションに
風速センサモジュール デモムービー
外形図
構成図
仕様
型式 | HWS-19-DIS |
方式 | 熱型 風速検出方式(ヒートプローブ式) |
測定範囲 | 0.00~20.00m/sec. ※プローブによる |
指向性誤差 | プローブによる |
応答性 | プローブによる |
電源入力 | 3.5~5V の安定化電源 |
消費電力 | T.B.D. (【参考値】 150mW 以下※1) |
保護回路 | サージアブソーバ(通信回路) 外付ウォッチドックタイマ(オプション) |
計測値出力 | シリアル通信、アナログ電圧出力 ・シリアル通信 出力項目:風速計測値、気温計測値 ボーレート:9.6~38.4kbps/ストップビットなし/パリティなし/フロー制御なし。 送信モード:定期的送信モードと、コマンドによる双方向通信モードを利用可能。 信号レベル:3.3V CMOS レベル ・アナログ電圧出力※2 出力信号:0.15-3.15V 出力 出力レンジ:任意に設定可能 |
使用環境 | 0~50℃ 20~90%RH 結露および水滴付着の無き事 |
大きさ | 15mm×28mm×7mm (本体のみ) |
補足 | ※本品は、屋内での使用を前提としています。 ※仕様・外寸は、改良の為予告なく変更する場合があります。 ※1:プローブの品種により異なります。 ※2:オプションです。 |