特許第6332932号
センサデバイスの特徴
- 小型・軽量・高耐久性で、計測から演算部分までをワンパッケージ化。
- 指向性が少なくなる形状。
- ガード付きモデルも用意。
- 0.0~20.0 m/s.の測定範囲。
- 風速測定値と気温測定値を出力。
- 設定値は内蔵FlashROMに記録されます。電源投入度に再設定する必要はありません。
- 計測値などの授受は、シリアル信号出力で出力可能。最大通信速度は38,400bps。
- アナログ出力での風速値出力も可能(オプション)。
- 計測値のみを取得できる簡易コマンドと、様々な状態値や設定値を取得・設定可能な詳細操作コマンドの2種類を搭載。
主な特徴:指向性が少ない
指向性誤差とは
左の図は、どの方向からの風をどの程度検知できるかを表した、“指向性”を表した図です。
「理想」は、どの角度からの風も、同じように感度を持つ「指向性の少ない」センサになり、赤のラインの特性になります。
安価な熱式風速センサの多くは、計測対象の流れ方向が決まっています。
“指向性プローブ例“の様に、正面からの流れは正確に測れるものの、角度がずれると、計測値が低くなる特性を持っています。
住環境や自然環境下など、流れ方向が不定の場所での計測には、指向性の少ないセンサが求められます。
HWS-16-ONEは、どの方向からの風に対しても、ある程度の誤差範囲で検出可能な能力を持っています。
※上記の図は5m/s.時の計測値の一例です。保証値ではありません。
アプリケーション
- エアコン機器内、空調システムの流量制御/流向制御・モニタ用センサとして
- 住宅やビル・工場などの、エアコンなどHVAC管理用センシングとして
- データセンタの空調管理用として
- 脱炭素社会の実現に向けた、省エネ運転用の状況把握センシングとして
- クリーンルームや感染症対策、分煙等のエアフローの把握として
- 空調機器やエアリークの動作把握に
- 工場など、ワークへの気流影響把握に
- その他、風の把握をしたいアプリケーションに
風速センサモジュール デモムービー
外形図
仕様
型式 | HWS-16-ONE N (標準型) HWS-16-ONE F (ガード付) |
方式 | 熱型 風速検出方式(ヒートプローブ式) |
測定範囲 | 0.00~20.00m/sec. |
電源入力 | 3.5~5V の安定化電源 |
消費電力 | 【参考値】 150mW 以下※1 |
計測値出力 | シリアル通信、アナログ電圧出力 ・シリアル通信 出力項目:風速計測値、気温計測値 ボーレート:9.6~38.4kbps/ストップビットなし/パリティなし/フロー制御なし。 送信モード:定期的送信モードと、コマンドによる双方向通信モードを利用可能。 信号レベル:3.3V CMOS レベル ・アナログ電圧出力※2 出力信号:0-3.0V 出力 出力レンジ:任意に設定可能 |
使用環境 | 0~50℃ 20~90%RH 結露および水滴付着の無き事 |
大きさ | 15mm×30mm×7mm (HWS-16-ONE N) 15mm×34mm×7mm (HWS-16-ONE F) |
補足 | ※本品は、屋内での使用を前提としています。 ※仕様・外寸は、改良の為予告なく変更する場合があります。 ※1:ヒータ消費電力を削減し消費電力を下げる事ができます。分解能に影響します。 ※2:オプションです。 |