特許第6413179号
センサデバイスの特徴
- 小型・軽量・高耐久性で、計測から演算部分までをワンパッケージ化。
- 風速1.0 m/s.以下の環境で測定可能。
- 風向測定値を出力。
- 風向値は、方位+俯角のパターンと、3軸ベクトル値の2方式で出力可能。
- 設定値は内蔵FlashROMに記録されます。電源投入度に再設定する必要はありません。
- 計測値などの授受は、シリアル信号出力で出力可能。最大通信速度は38,400bps。
- アナログ出力での風速値出力も可能(オプション)。
- 計測値のみを取得できる簡易コマンドと、様々な状態値や設定値を取得・設定可能な詳細操作コマンドの2種類を搭載。
- 周期的な計測値自動出力も可能。
主な特徴:3次元風向検出ができる
3軸の風の方向を検出可能
X, Y, Zの各軸の風の強さを計測し、その値から方位と俯角を算出します。
微風速が計測できる3次元風向計は、超音波式がありますが、およそ30cm四方の大きさがあります。
それに比べて本品の占有容積は、0.1%以下。
非常にコンパクトかつ軽量で、部屋内の設置も容易です。
アプリケーション
- エアコン機器内、空調システムの流量制御/流向制御・モニタ用センサとして
- 住宅やビル・工場などの、エアコンなどHVAC管理用センシングとして
- データセンタの空調管理用として
- 脱炭素社会の実現に向けた、省エネ運転用の状況把握センシングとして
- クリーンルームや感染症対策、分煙等のエアフローの把握として
- 空調機器やエアリークの動作把握に
- 工場など、ワークへの気流影響把握に
- その他、風の把握をしたいアプリケーションに
風向センサモジュール デモムービー
外形図
仕様
型式 | HWD-17H-ONE |
方式 | 熱型 検出方式(ヒートプローブ式) |
測定範囲 | 風向: 方位:0~360°(計測値の表記は、-180~180°の値を取ります) 俯角:-90~90° (0.00~1.00m/sec.の風速域) 風速:0~10m/s. |
指向性誤差 | T.B.D. |
応答性 | T.B.D. |
電源入力 | 3.5~5V の安定化電源 |
消費電力 | 【参考値】 200mW 以下※1 |
計測値出力 | シリアル通信 出力項目:風向計測値(方位、ベクトル)、風速計測値、気温計測値 ボーレート:9.6~38.4kbps/ストップビットなし/パリティなし/フロー制御なし。 送信モード:定期的送信モードと、コマンドによる双方向通信モードを利用可能。 信号レベル:3.3V CMOS レベル。 |
使用環境 | 0~50℃ 20~90%RH 結露および水滴付着の無き事 |
大きさ | 15mm×51mm×7mm |
補足 | ※本品は、屋内での使用を前提としています。 ※仕様・外寸は、改良の為予告なく変更する場合があります。 ※1:ヒータ消費電力を削減し消費電力を下げる事ができます。分解能に影響します。 ※2:オプションです。 |